LONDON/ APRIL 11, 2005

4月11日(1)電車に揺られて、春の花咲くキュー・ガーデンズへ

朝から、とてもいい天気だ。本日、夫は昼過ぎまでミーティングが2件入っているので、わたしは自由行動である。ミュージアムを巡ろうかと思っていたのだが、せっかく晴れているので、郊外にあるキュー・ガーデンズ(英国王立庭園)へ出かけることにした。

キュー・ガーデンズは英国最大規模の庭園として、国内外に広く知られている。日本からの観光客もとても多い場所だ。ホテルそばのカフェで朝食をすませたあと、サウス・ケンジントンの駅から地下鉄に乗る。ここから乗り換えなしでキュー・ガーデンズ駅に行けるのだ。

今回、たまたまサウス・ケンジントン駅に近いホテルに滞在したが、ここは旅行者にとって非常に便利なロケーションである。地下鉄はピカデリー・ラインとサークル・ラインの2本が停まるうえ、近くに公園やミュージアムもある。カフェやレストラン、デリなども多く、観光するには理想的な場所だ。

さて、サウス・ケンジントン駅を離れた地下鉄は、とはいえ地上を走り、十数分で、小さな駅舎のキュー・ガーデンズ駅に到着した。駅を出て、閑静な住宅街を5分ほど歩いた先に、ヴィクトリア門がある。そこでチケットを購入し、庭園内へ。

300エーカーという広大な緑の敷地内には、いくつかの温室をはじめ、さまざまに表情の異なる庭が点在している。想像していたよりも人工的ではなく、木々や花々のありのままの姿をふんだんに取り入れた「自然公園」のような雰囲気だ。

見渡す限り広がる芝生の上を、途中からはもう靴を脱いで裸足で歩く。ひんやりと冷たい草の感触が足の裏に伝わって、本当に気持ちがいい。


今朝はホテルそばのカフェ、COSTAで朝食。チェーン店ながら、店でパンを焼いているのがいい。朝早く訪れたせいか、まだ焼けておらず、いい香りが漂う中、10分ほど待つ。パリッと香ばしい焼き立てのクロワッサンがとてもおいしくて幸せ。しかし野菜の摂取が不足しているので、近くのジュースバーで見つけた我が家の毎朝の習慣「ニンジン、リンゴ、ショウガのジュース」を購入しビタミン補給。気分爽快。

キュー・ガーデンズの駅。ロンドンの町中とはうってかわって、長閑な場所にある。駅前には小さなカフェやフラワーショップ、雑貨店などが並んでいて、とてもかわいらしい雰囲気。

熱帯の植物が生い茂る温室、パーム・ハウス

温室内は蒸し暑くて、あまり長居したくない場所

彼方に見える塔はパゴタ。その隣には日本庭園が。

まだ若い桜の木が並ぶCHERRY WALK

なんでしょう! 草原一面に咲く、このムーミンに出てきそうな花は!

Fritillaria meleagris(フリティラリア・メレアグリス)というトルコ原産のユリ科の花らしい

子ども連れにはプレイグラウンドも。

上の大写真は、Glory of the Snowの花畑。和名はユキゲユリ(雪解百合)というらしい。

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