DAY06: 雨降りの一日。10マイルのトレッキング、叶わず。

APRIL 10, 2006

サンフランシスコで買ったカウアイ島のガイドブックに加え、この島に到着してからも、地元の情報に密着したガイドブックを買った。その2冊を読み比べてみた結果、島の北部にあるトレイルを歩こうと言うことになった。

海を望む山間を尾根伝いにゆくそのトレイルは、全行程往復10マイル。16キロの長距離だ。いくつかの入り江があり、1つめ、2つめで引き返すことも、もちろんできる。この写真の右下あたりが、そのトレイルの位置する場所だ。

当初はがんばって10マイル歩いてみるつもりだったのだが、今日は曇天だし、海で遊び過ぎたアルヴィンドはちょっと疲れ気味だということもあり、2マイル地点で引き返す4マイルコースを選ぶことにした。

途中のスーパーマーケットでランチ用のいなりずしと巻き寿司、あんぱんなどを買い、北を目指す。

ところが雨は本降りになり、雨具を用意していない我々には無理だと思える天候となってしまった。そもそも、雨具を装備してまで歩こうと言う情熱のなかったわたしではあるので、潔く諦めようと夫を促す。

が、一度「いいかも」と思ったら、体育会系でもないくせに、妙に情熱を迸らせ、頑に雨が止むのを待とうと主張する。やれやれ。

そんなわけで、30分近くも車の中で待機した挙げ句、「ちょっとだけでも歩いてみよう」と、小雨の中を歩き出す。

風が強く吹き付けて、霧雨が頬を打つ。でも、滑りやすい岩場に注意しながら、山道を歩く気分は悪くない。結局は1マイルほど歩いたところで引き返したが、それなりに海岸線の麗しい風景も見下ろせ、楽しいひとときだった。

ランチは車の中で、食べた。おいしかった。


せっかくトレッキングに行こうと決めていたのに、今朝は朝から雨模様。でも、午後には晴れるかもしれないからと、ともかくはトレイルのある北、キービーチを目指す。

今日もまた、フルーツスタンドでパイナップルを買った。夫は食べ過ぎて、口の中が痛くなってしまい、夕飯を食べる時、辛がっていた。

のどかな田園風景のなかを、のんびりと走って行く。商業化されていない光景が、とてもいい。

途中の街で、かわいらしい教会を見つけた。車を降りて、撮影する。

教会を撮影して車に戻ったら、すでに夫があんぱんを食べはじめていた。だからそれは、ランチだってば!

1車線だけの、素朴な橋を、いくつか渡った。

途中で、洞窟に出くわした。

 

ひんやりとしている。

浅き緑、濃き緑が混ざりあい、とけあい。樹木の種類の多いこと。

 

せっかく到着したのに、外は本降り。車の中でしばし待機。

濡れた岩場は滑りやすい。ゆっくり上っておいでね〜。

アルヴィンドがお気に入りの眺望。晴れていたらなあ。

 

 

風は強いし、雨は冷たいしで、なんだかもう、どろどろな感じ。滑って尻餅をついているのではなく、樹木を傘に、ちょっと休憩しているところ。

トレッキングを終え、帰路、ハナレイヴァレーの展望台から見下ろした光景。遠い昔、祖母の家があった筑豊(福岡県嘉穂郡)の光景を思い出した。今はもう、ない景色だけれど。

 

帰りに、超高級リゾート、プリンスヴィルに立ち寄り、カクテルを。ゴージャスだけれど、島の素朴さにはなじまない、欧州的豪華インテリアで、少し違和感があった。カクテルはおいしかった。

 

ホテルから見渡す海。雲間からこぼれる太陽の光が、海を照らしてまばゆい。

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