SCENE02: 18世紀に思いを馳せて。宮殿ホテルで過ごす夜。

JAIPUR/ DECEMBER 18, 2005

 ジャイプールには、ラグジュリアスなホテルがたくさん点在している。
町の喧噪とは裏腹に、一旦ホテルのゲートをくぐれば、そこは清澄なリゾートだ。

今回、わたしたちが予約を入れていたのは、Taj系列のリゾート、Jai Mahal Palace
ムガール朝を偲ばせるガーデン、インドサラセン様式の建築。
……だというホテルはまた、麗しく光をまとって、我々を迎えてくれた。

ちなみにジャイプールで最もゴージャスなホテルは、
やはりTaj系列のThe Rambagh Palace Hotel、
そしてOberoi系列のRaj Vilasである。
この二つは、1泊が500ドルを超える部屋ばかりでびっくりだ。

チェックインをすませたあと、しばし部屋で休憩を。

庭ではラジャスタンのダンスが披露され、打ち上げ花火が空を彩る。


広大なガーデンを擁したリゾート。夜は灯がともされて、よりいっそうの美しさ。

ラウンジには心地のよいソファー。満室だとのことだが、静けさの保たれた、いいホテルだ。

ピンクシティーにちなんでか、しかしピンクというよりは赤に近い、派手かつモダンな部屋である。設備が新しいので快適だ。

なにゆえにか、バスルームに窓があり、シャワーを浴びながら部屋が見られる。ラジャスタンスタイルもどき? ちょっと、変なんですけど。

部屋に用意された食器の類いもすべてピンク。というよりは赤。

わたしは部屋よりも、ラウンジのインテリアの方が好きだな。

額は流血しているのではなく、歓迎の印につけられたメヘンディ。マリーゴールドの花輪もかけてもらった。

夕食はインド料理。無論、毎日がインド料理。でも、インド料理でも、微妙に、色々と、違うのよ。

ホテルのショップのショーウインドーにて。研摩されていないダイヤモンドがちりばめられた、とてもインド的なネックレス。これは別段、派手な方ではなく、色もシンプルで、むしろ地味な方とも言える。

ジャイプールは半貴石(セミプレシャス・ストーンの産地)。確かに貴石よりは安いけれど、だからってこんなにごてごてに派手じゃなくても、いいと思うのね。

BACK NEXT