8/17/2000 印刷工場の日(3) 工場見学写真日記

 2時の約束通り、印刷所に戻ってきたけれど、例の急ぎの印刷っていうのが、まだ終わっていないらしく、予定は限りなくずれこんでいく。これ以上あちこちをうろうろするのも何なので、工場の一画で、こうしてノートに向かっているところ。本当に、今日の日記は日記らしいなあ。

 muse new york印刷担当の中国人の兄さんが、私のためにテーブルを用意してくれた。こんな感じ。

 

ゴミを入れるカートの上に台をのせて机がわり。お兄さんは気を遣って、台の上にきれいな紙を敷いてくれた。後ろに見えているのが、muse new yorkを印刷する輪転機。お兄さんはカメラを避けている。

 

昨日の夕方と今日の午前中刷り上げたページ。表4ページ、裏4ページの計8ページ。あと12ページ残っている。今日中に終わるかな。

 

輪転機に紙を送る機械。吸盤で一枚ずつ吸い上げ、ローラーで給紙。

 

退屈なので、隣の部屋を見学。ここはで新聞などを印刷する。
機械の下の方にあるのは、巨大なトイレットペーパー状の紙。
上部に羽衣のように連なっているのが、印刷されたもの。

 

印刷中に紙が詰まることもしばしば。機械を止めて、お兄さんがよじのぼり、詰まった紙を取り除いている。紙はピンと張り詰めて送られるから、微妙な力加減でびりっと破れてしまうこともあるのだ。

 

帯状の長い紙が、この機械をくぐり抜けた後、いきなり製本されて出てくる。これは、高品質な印刷ではなく、新聞やニューズレターなど、安価な紙を使ったスピードを要される印刷物に使われる機械。

 


こちらは製本コーナー。muse new yorkもここで製本される。
近づいてみよう。

 

ベルトコンベアーの上を、ページ順に並び、
折り曲げられた印刷物が流れていく。

 

折り曲げられた本を平坦に慣らしているところ。
このあと三辺をカットして、本の体裁を整える。

 

カットされた残りの紙は、パイプで吸い上げられ、大きなゴミ箱へ。

 

出来上がった雑誌は、おじさんたちが検品も兼ねて手作業で箱詰め。働いている人たちはベトナム、香港、台湾などから来た
中国系の人たちばかりだ。謝謝!


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