坂田マルハン美穂のDC&NY通信

Vol. 125 12/23/2004 


2004年が終わろうとしています。
師走のただ中、みなさま、いかがお過ごしでしですか?
今年は発行回数が非常に少なかったにも関わらず、
こうして目を通してくださって、ありがとうございます。

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●前回のメールマガジンを発行したのは約2カ月前、ムンバイからだった。著しく、間を開けてしまった。あれ以来、11月中旬までインドに滞在していた。

米国に戻ってから1週間後には、母と妹が遊びに来た。予定通り、サンクスギビングデーにはターキーを焼いた。ニューヨークへも遊びに行った。本当に楽しい2週間だった。

母と妹が帰国した翌日からは、A男の出張に同行してカリフォルニアへ行った。シリコンバレー界隈にあるホテルに1週間滞在し、先週、戻ってきた。

そして明日24日からは、冬休みだ。もう飛行機で遠出をするのはいやだから、ということで、ウエストヴァージニア州のグリーンブライアー(Greenbrier)というリゾートに3泊することにした。ここでクリスマスのイベントなどを楽しむ予定だ。

あとは大晦日、ケネディセンターでクラシックのコンサートに出かける。そのままそこで行われるニューイヤーズイヴのパーティーに参加して、カウントダウン。2004年を終え、2005年を迎える。

 

●今年のスケジュール表をめくってみる。巻頭にある12カ月のカレンダー。旅をしている期間にはマーカーが引かれている。12カ月それぞれの、必ずどこかに引かれているマーカー。今年は渡米して以来、最も、家を留守にした時期が長い一年だった。

今年初めてのメールマガジンに、年頭の目標を書いた。その一つは「身軽に」ということだった。それは目標というには、余りにもあっけない事柄ではあるけれど、ともかくはその通りの一年となった。

12月:インド(休暇)、1月:ニューヨーク(小畑さんに会いに)、2月:ロサンゼルス(夫の出張)、ヴァージニア温泉(休暇)、3月:ボストン(夫の出張)、4月:インド(夫の出張)、5月:日本(父の見舞い)、6月:日本(父の葬儀)、7月:ニューヨーク(休暇)、ホームステッド(夫の仕事)、8月:デラウエアの海(休暇)、9月:デラウエアの海(休暇)、10月〜11月:インド(夫の出張)、11月:母と妹来る、ニューヨーク、12月:シリコンバレー(夫の出張)……。

この一年はそれにしても、奇妙な年だった。これほどまでに、直接、自分自身の仕事やキャリアに関わらない用事で時間を費やした年もなかった。

しかし、この一年は、異質だったとはいえ、必ずわたしにとって必要だった、ほとんど無駄のない、濃密な一年でもあった。痛みが多かったと同時に、いいこともたくさんあった。

特に、A男に同行しての三度のインド行きは、わたしたちの将来を方向付ける上で不可欠な旅だった。一日一日の出来事の、ひとつひとつが、とても貴重な経験だった。

 

●将来について、今年ほどA男とともに策を練り、それに向かっての道筋を立てた年もなかった。A男が表舞台に出てばかりの状況を、ときにつまらなく思うこともあった。とはいえ、それは仕方のないことだ。

ワシントンDCに移り住んで、3年が過ぎた。この3年のわたしは、それまでのように「直線的」ではなく、「曲線的」に、うろうろうろうろしながら、前進してきたように思う。それはそれで、そういう時期なのだと甘んじて受け入れ、歩いてきた。

でも、いい加減、そのうろうろした感じに飽きてきた。

このままでは、飽き飽きの極みに達してしまいそうな2005年。ついにはこの街を離れることになりそうだ。そもそもは、「DCには2,3年だ」と、(特に根拠なく)思っていたから、予定通り、といえば予定通りだ。

来年、国境を越える「マルハン家の大移動」になるのか、あるいは州境を超えるだけの「マルハン家の小移動」になるのか、まだはっきりしたことはわからない。たとえ「小移動」だとしても、それはやがて来る「大移動」の、いわば序章になるだろう。

思えば昨年末、語学学校に通い、インド経済のレポートを仕上げたのを機に、わたしの心は急速にインドに注意を払いはじめた。そして、昨年末のインド旅を終えて、「インドに、住みたいかも」と思った。

あれから一年。石橋を叩いて渡るタイプのA男は、インドと米国の間で揺れる振り子だった。それが、二度目、三度目の旅を経て、もう、今ではすっかり、在インド企業への投資に全力投球している。

そしてわたしたちを取り巻くさまざまな要素が、わたしたちを「大移動」へと導く潮流となって、ぐんぐんと流れはじめた。

こんなときこそ、油断せず、しっかりと舵を取るときだ。と、今度はわたしがいつになく、慎重になっている。なってはいるが、新しいことが始まる前の緊張感と期待感で、やっぱり浮き足立っている。

「安定」ではなく「新しさ」を、今のわたしは望んでいる。

一年後のわたしたちは、どこで何をしているだろう。

このメールマガジンのタイトルは、どう変わるだろう。

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今年もまた、続けて購読していただき、ありがとうございました。

みなさんも、どうぞよい年末年始をお過ごしください。

(12/23/2004) Copyright: Miho Sakata Malhan

 


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