ニューヨークで働く私のエッセイ&ダイアリー

読者からのメール集 その1 4/1/2001

 


あまりにも、読者の方々からのメールを取り上げないできたので、今日は今までのなかから、いくつか掲載します。今、改めて読み直すと、皆様のコメントは、それぞれに、とても心に響くところがあり、感慨深く思っています。お返事をお送りしない場合が多く、申し訳ありません。

これからも、こうして皆様からのコメントをご紹介する機会を設けようと思います。

なお、今後、メールを下さる方、匿名希望の場合は、その旨をお知らせください。そうでない場合は、実名入りで掲載させていただきたいと思います。

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いつも新着メールの中にあなたのメールを見つけると真っ先に読みます。まるで自分がUSにいるような錯覚に陥るほど親近感があり毎号本当に楽しみです。

今回の”囚”のお話は胸にずっしりときました。まさに、私はそのとおり。とはいっても自分で囲いを作っているのですが。勇気と決断力が有れば取り除ける囲いなのに。

”アメリカに住みたい”と子供の頃から思っているのに今も日本でウダウダしています。何かを始めるには何かを失わなければ始まらない。なんて、考えてるから決断できないのでしょう。私と年齢も変わらないMIHOさんはわたしにとって憧れでもあり、本当に勇気をもらっている気がします。

米国人の友人3人が来月NY他に帰ってしまいます。みんな本当にいい人達で”一緒にUSに帰ろう”と言ってくれています。21世紀には夢を実現できるよう少しずつでも前進しようと思います。海外で生活されるには、たくさん大変なこともあると思います。でも、それ以上にやりがい、楽しいことに満ち溢れているかと思います。”生きている”実感がえられるのかもしれないですね。

私は、「なぜ?」と聞かれると困るのですが本当にアメリカが大好き。外国人の方のお宅に伺うと”アメリカの香り”がするのです。それだけでもワクワクしてしまいます。次号も楽しみにしています。

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これを書いている横でテレビがアメリカ大統領選の混迷と日本赤軍の重信房子が大阪で昨日逮捕されたというニュースをくり返し報じています。vol.15を読んで少なからずショックを受けた私は、重信房子という女性もまた、善し悪しはわかりませんが、我が道をまっすぐに突き進んだ一人なのだなあと不思議な感慨を覚えています。

あなたのエッセイの中に、国籍を問わず、何かを志してがんばろうとする人には、共通点があります。という文がありましたね。それを読んでいて自分の情けなさに涙がこぼれてしまいました。

私は、大学を「女だから家政科にしなさい」という父の言い付けに従い、母に結婚を急かされて教職も三年でやめ、子育てが一段落して書きはじめた児童文学は、せっかくのチャンスを子供たちの学資稼ぎで逃し、ではせめてその仕事を続けようと思っても夫の反対と転勤でだめになり、その後はこの年と不況では仕事なんかあるわけもない、とふて腐れていて、ついに病気になってしまいました。そしてその病気すら治す方法があるのにお金が、時間が、といって治し切れないでいます。

写真を見ると私の顔は輝いていません。楽しそうですらありません。これは、もう遅いとか、子供が夫がと言い訳ばかりしていた自分のせいなのだなあ、と思ったら本当に涙がこぼれてしまいました。

でも、美穂さんのエッセイを読んで少し勇気がわいてきました。まず病気をきっちり治すこと、夫が期待する妻の像に負けないこと、ボランティアの仕事にまた出ること。の三つを目標にがんばってみます。考えてみたら、私はいつも「ねばならない」に従っていただけで、自らがんばったことは・・・40才すぎて一日で自転車に乗れるようになった時以外ないのですね。

私はもう58才なので、今逃げていたらもう一生このままという気がします。やってみます。札幌は昨日雪がつもったそうです。そちらも寒くなったと思います。お体お大事になさってください。

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ニューヨーク生活 エッセイ&ダイアリーの配信、有り難う御座います。いつも配信されたメールを楽しみに読ませて戴いています。私は、今二つ目の会社で働いております。以前の会社は、ガラス・プラントのエンジニアリング会社で、今は、売り上げのメインは、航空機部品、特にプロペラ、脚(を、日本国内で唯一製造しています)ですが、その中で、マイノリティとも言える半導体製造装置の製造に、10年強、携わって来ました。

以前の会社でも、今の会社でも、海外出張には、随分と出ました。出る度に、何処の国でも、何らかの戦争の欠片が残っていることを実感せずには居られません。

日本国内にいても、同じ思いをしたこともあります。それは、韓国から来られたお客様を、部下に大阪市内観光に同行させた時の話です。彼は、大阪城へ連れて行きました。そこで、この城は、豊臣秀吉が造った、と説明をしたのです。すると、韓国のお客様が、突然、それも顔を真っ赤にして怒り始めたと。何故ならば、韓国の人々にとって、豊臣秀吉は、侵略者以外の何者でも無 いのです。日本人にとって見れば、立志伝中の人であるのかも知れませんが。

台湾に居た頃、バス停で待っていた我々日本人技術者に、『せんせいは、にっぽんじんですか?』と尋ねてきたご年輩の方のことも忘れられません。その方曰く、中国語と一括りに言われますが、台湾国内でも、話される言葉は数種類有り、年取った方の共通語は、日本語です、と。この面では、日本に感謝しています、と。我々には、信じられない言葉であったことも事実です。

(中略)海外に出て、外から日本と言う国を客観的に眺めると、やはり変わった国、不思議な国である、としか言い様がありません。仰有る様に、日本が嫌い、日 本に居たくない、と言った理由で海外脱出しているケースを良く見掛けます。が、理由はともあれ、海外に出て、親の庇護の元、何もせずに崩れた、腐った 生活を送っている若者も見掛けます。ところが、彼等を見掛けるのは、決まって米国なのです。何故なのでしょうか?東南アジアに留学している日本人の数が少なく、また、真剣に勉強しているから、外で見掛けないのでしょうか?

(中略)また、お客様のところへ、上にも書きました英国の装置メーカの人間を連れて行くこともあります。が、それ迄、カンカンになって怒っておられたお客様が、白人の顔を見た途端、あの怒りは何やったん?と思える様な、満面の笑みで出迎えて戴いたことも何回かあります。このお客様も、私の部下も、典型的な、白人に弱い日本人なのです。ところが、白人には弱い彼等も、有色人種に対しては、何故か優越感を持って接しています。何故なんでしょうか?  

(中略)日本人っちゅう民族は、アイデンティティーっちゅうものをはき違えている気がしてなりません。具体的に、これだ、とは言えないのですが、海外に出て、いつも驚くのは、 例えば、台湾でもシンガポールでも、日本よりもっと小さな国であるにも関わらず、国民、いや、国全体が国際的だと感じられるところです。 障害者に対する配慮、配置でも、日本、日本人というのは、何と度量の小さい輩の集まりだと、実感することしきり、です。

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ミホさん、はじめまして。私は東京に住む35歳の公務員(女)です。ニューヨーク生活エッセイ&ダイアリー、いつもたのしく拝読しています。0歳児を育児休業中の私にとっては、マンハッタンの子育てについては特に興味深く読ませていただきました。

休業直前、おなかもかなり大きい状態での通勤は、ほんとに地獄でした。私の勤務先は新宿、それも山の手線を利用しなければならないため、妊婦のために多少通勤時間をずらすことができる制度があっても、それぐらいでは山手線の桁はずれのラッシュは避けられないのです。乗客は誰も、目的の電車に乗り込んで、目当ての駅で降りるのに必死で、妊婦になどかまってくれやしません。

そのため、おなかにアタッシュケースをぶつけられたり、恐ろしい目にあったことも一度や二度ではありませんでした。これは人の心の問題ばかりではなく、いっこうに改善されない交通混雑という都市問題なのかもしれませんが、こんなつらい思いをするくらいなら、と出産または仕事のどちらかをあきらめてしまう女性もたくさんいるにちがいありません。

少子化が問題視されているけれど、おじさんたちの本音はあいも変わらず「女は家にいて子供を育てるべきだ」。実は若い男の子たちもそうなんです。アメリカの男性の働く女性観はどうなんでしょう?

日本でも放映されている人気ドラマ「アリー・マクビール(邦題「アリー・マイ・ラブ」)」では男性(弁護士)が妻(弁護士)に「本音を言えば子供を産んだら仕事をやめ、家で育ててもらいたい」などといって、離婚されてしまうシーンがありましたが、日本の男性と大差ないのでしょうか?その辺をご紹介いただければ幸いです(既に書かれていたら、すみません)。それでは、これからも、楽しみにしています。

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今日のはなんだかクスッと笑ってしまうようなネタでしたね。

「無言で子供を奪い取った女性に対してヤな感じ。」は笑えました。

すごくその状況が目に見えるようで。でも本当によく聞く話ですが、日本ではベビーカーでおでかけするということはとっても大変なことなのに、アメリカでは当たり前のように助けてくれるんですね。

私も子供がこの16日には6歳になるのでそういう大変さを忘れかけていますが、確かに日本人は冷たいと思います。どう考えても子供を抱えて大変そうな人とかいてもぜんぜん知らん顔の人が多すぎます。どうしてなんでしょうね。

関係ないけど、アメリカのドラマで思い出しました。今日本ではアリーマイラブ3をテレビで放送しています。1の再放送を見てはまって、2はビデオを借りてきて見まくっています。有名なERは私はまだちゃんと見たことがありません。

昨日ジュリアロバーツのエリンブロコビッチをビデオで見ました。私もあの10分の1でいいからバイタリティが欲しいなあ。と思いながら見てました。お勧めの映画とかあったら、その紹介もまたしてくださいね。楽しみにしてます。

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いつも楽しくメルマガを拝見させていただいています。海外生活情報のメールマガジンはいくつか登録しているのですが、こんなに興味深く読み入ってしまうメルマガは初めてです。

私は(良い言い方をすれば)ベンチャーな会社で働いている者です。ですので休みはあってないような生活で、今日は休みですが、上司から携帯で仕事の問い合わせが来ますし(今、横で携帯が鳴ってます)、今朝も仕事をしているうちに夜が明けてしまいましたが、どんなに疲れていても、このメルマガだけは新しい号が届いていると最後まで一気に読んでしまいます。

文章を書かれている方がその道のプロということもあると思うのですが、文章のいたるところから感じられる坂田様のエナジーがそうさせているのではないでしょうか(でもリラックスした、肩に力の入っていない文章なんですよね。読んでいて気持ちいいです)。無料で読ませていただくのが申し訳ないくらい、興味深く楽しく読ませていただいています(このメルマガの内容を編集して1冊の本にする予定はないのでしょうか?)。

私自身は海外生活の経験はありませんが、私の身近にニューヨークで5年暮らした方(この方は苦労してニューヨークで就職したにもかかわらず、1年後に皮肉にも東京への赴任を命じらたとの事)、サンディエゴで6年暮らした方がいるので、海外で自立して働かれている方にかなり影響を受けて今日に至っています。

アメリカには観光で5回行っただけですが、最初のアメリカ行き(サンフランシスコ)はイメージ通りでした。しかも友人(というより会社の上司)のはからいでネイティブの家に5日ほど居候させてもらいました。アメリカ人の日常生活を経験したおかげで外人に対して特別な意識を持つことがなくなり、ろくに英語も話せないのに年に1回くらいのペースでサーフボードやスケートボードを抱えてアメリカ旅行をしています。

今29歳ですが、35歳までの間に何とか西海岸へ1年間留学したいと企んでいます。この歳でこんな事を考えている私はかなりの親不孝者だと思いますが、坂田様のメルマガがそういう私の気持ちを支えています。かなりハイペースに号を重ねているので読む側としては嬉しいのですが、あまり無理をなさらないでくださいね。

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こんにちは。NYでの生活を題材にしたメールマガジンは数ありますが、MIHOさんの視点と取り上げられるものはいつも興味深く、楽しく拝見しております。先日の、日本人を対象とした教育に関する号の中で言っておられたことに強く共感するものがありましたので筆をとらせて頂いております。「教育関連の出版物を企画したい」とおっしゃっていた点です。

私は現在某有名(と書くとえらそうですね^_^;)英会話学校で講師をしております28歳女性です。(金○武くんのやつですね)

大学の専攻は日本文学で、卒業後も全く英語とかかわりのない生活を送っておりましたが、ひょんなことで始めた英会話と、アルバイトで始めた家庭教師がきっかけで、「英語を教える仕事に就きたい」と思うようになり、一年半日本の英会話学校で、そしてカナダに渡りさらに一年ESLで英語を学んだのちに帰国し、現在に至っております。

教える、と言うことは確かにそれ自体が私には楽しいのですが、最近つくづく日本で英語を学ぶ(教える)、と言うことの難しさをかみしめております。私は英語が話せるようになったことで本当に人に対する見方が変わりました。違う文化に対する無知からくる誤解、偏見のむなしさと、それを乗り越えた人対人としての付き合いの楽しさ、これを少しでもシェアすることができたなら…と思って日々いそしんでいるのですが、日本という国でそれをしようとしても、どうしても食べ物の味を言葉で説明しているような、そんな歯がゆさが残ります。

何か自分たちと決定的に違うものに触れる機会が、この国にはあまりにも少ないのです。それこそが英語、というほぼ世界共通語といっていいコミュニケーションの手段を学ぼうとする動機になると思うのですが…。いつもいつも、悩むところです。

そこで思うのは、教科書や参考書の大切さです。何かを学ぼうとするならば、やはりそういった本を全く使わないことは難しい。しかし今、例えば高校生が学校で使わされている教科書の、何とつまらないことか…。これだけ英語とかかわる生活をしている私ですら見たことのないような、または使っているのを聞いたことがないような事を無理やり詰め込ませることだけを目的にしているような、そんな感すら抱かせるものです。

LONGMANのTOEFLの問題集のほうが、まだずっと面白いと私は思います。もっと必要なことだけを、効率よく覚えさせてあげればいいのに…。そうすればもっと身近な視点で外国を考えられる余裕もできるかもしれないのに…。通ってくるほとんどの生徒さん、かなりレベルの高い方にとってさえ、英語とはコミュニケーションの一手段ではなく、言葉ですらないただの音と字の羅列です。

そう考えることが私に、「いつか本を作って見たい」と思わせることとなったのだと思います。今は英会話講師としての経験をつみ、出版部門へと異動してノウハウを学び、いつか最高のTEXTBOOKを作ることが今の私の夢です。

MIHOさんのおっしゃっている教育書、というのはそれとはもちろん違うとは思いますが、異文化理解(陳腐な言葉ですが)のために、教育関連の書物がいかに大切になってくるか、という気持ちはたぶん一緒ではないか、と思います。

ごめんなさい、何か自分のことばっかり話してしまいましたね。言いたかった事は、とにかく「そや!そのとおり!がんばっていい本出してや!^_^」ということだけなんですけど…。とにかく、今後のご活躍、心より期待しております。メールマガジンも、楽しみにしております。

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毎回メルマガを楽しく読ませて頂いています、Yと申します。

3月4日のmuse new york 春号編集後記の文章を読み、メールしました。このお話、著者が大岡信氏であることや、タイトルが『言葉の力』であることはすっかり忘れていましたが、高校の国語の教科書に掲載されていて、私もずっと心に残っていたものです。

季節に合わせてか、何年生かの教科書の一番最初に習う文章でしたので、印象も深かったのかもしれません。染織家のおばあさんが語る、桜の皮の染織。桜がうわべだけでなく、全身でその美しい桜色を発しているということから、桜の木の不思議なしたたかさや美しいピンク色を想像し、人間の言葉も心の奥から体全体で表現されるものなんだ、と、高校生ながら言葉の重みを考えました。

毎年桜の季節になると、木の幹を見てこの話を思い出していました。もう15年くらいは前のことですが、思いがけずこの場でまた再会できて(しかもタイトルと著者がわかり)うれしく思います。また坂田さんも私と同様に、ずっとこの文章を記憶されていたかと思うと、同年代とはいえ、驚きと同時に感動しました。

今日は啓蟄ですが、私の住む名古屋では雪が降りました。ニューヨークもまだ寒そうですね。坂田さんのメルマガ、楽しくて、どんなに長くても一気に読み上げてしまいます。いつも元気と勇気をもらっています。これからもがんばって下さいね!応援しています。それではまた。

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いつも興味深く愛読しています。私はO.Hと申します。まったく外国生活には縁がありませんし、これからもそうなのでしょうが、特にアメリカの生活に興味があって、このメルマガを読んでいます。とにかくわかりやすくって、また読者の興味をそそるような内容、文、それになによりも同年代の方が異国で頑張っておられるという状況が、刺激になりますね(笑)。

さてお父様のこと、大変ご心配だと思います。今日、美穂さんのお父様がお書きになった文を読んで、私も何かこう、人生を大切に生きていかなければならない、、、という気持ちがいつもに増して、強くなりました。今までに大病をした経験もないですし、いろんな冒険に身を投じた事もありません。けれど、30を過ぎて、これではいけないなあ、少しづつ考えるようになりました。もっと主体的に人生を、なんて少しシリアスになっています。

美穂さんの、このメルマガに会えたこと、そしてその中で紹介していただいた数々のエピソードは、いろんな意味で肥やし(?)になっています。そしてお父様のこと、大変な時期を過ごされたことと思いますが、人間って強いなあと思います。

なんだか訳の分からないことを書いてしまいましたが、とにかくお伝えしたかったのは、勇気づけられているということです。ありがとうございます。

どうぞお体に気を付けられて、私たちに刺激を与えて下さい(笑)。

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こんにちは。初めまして。

私はユタ州のシダーシティー(かなーり田舎)に住んでいる大学生です。私はまだNYに行ったことがなく、でも近い将来トランスファーしたいなぁと考えているところです。アメリカに来て9ヶ月になりますが、あなたのメールマガジンの内容に同感させられることがほんと、たくさんあります。

特に、洗濯機(笑)!私は寮に住んでいるのですが、寮の洗濯機もクォーター3枚でガタガタと動き出します。でも時々コインを入れても動かなくて,すっごくイライラさせられるんですねー。「金返してくれ」と思います。

私はまだ大学生で、結構のほほんとやっていられるのですが、やはりアメリカで働くとなると、大変なんですね。

これからも、メルマガ、楽しんで読もうと思います。そして必ず自分の肌でNYを感じてみたいです。それでは。

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ニューヨーク生活 エッセイ&ダイアリー毎回楽しみしています。私は、みほさんと同じ年齢で長崎に住んでいます。最初の方の自己紹介の時から、同じ九州出身ということで、身近に感じ、いつかメールを出そうと思い、現在に至ってしまいました。

私は、現在電気工事の設計を行う会社に派遣社員として、主に翻訳の仕事をやっています。20代の頃は海外で仕事をするのが夢でしたが、実際家庭の事情とか、自分自身勇気がなかったために半分以上諦めてしまってます。夢と言いつつ本当にやりたかったことなのか今でも分かりません。

現在のぬるま湯的生活にどっぷり浸かって抜け出せないというのが現実です。今の生活が気に入ってるのも事実です。ですから、気分だけはNYにいるみたいな思えるので、みほさんのメルマガはいつも楽しく、興味深く拝見させてもらっています。頑張ってる女性を見るとこちらまで元気になれます。

先月、友人もアフリカに赴任しました。私も何か付加価値が必要だなとは、感じつつも日々の仕事に追われる毎日です。みほさんもこれからますますパワフルに頑張って下さい。こちらはまだ花冷えで、肌寒い日が続いていますが、桜の花もかなり咲いています。大きい公園にはちょうちんとか下がってるので、夜はお花見とかやっているのでしょうか。それでは、この辺で。

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いつも楽しくメルマガを読ませて貰っています。さてVol.33の整理整頓の話。私はどちらかというとA男さんタイプ。へたにしまいこんで何処にいったか分からなくなるよりは「とにかくこの山のなかにあるんだ」とそこを探したほうが効率がよいのでした。しかし 1度に何件のも仕事を抱えているとさすがに上記のような分類(?)の仕方(現在進行中の仕事、そうでない仕事)ではついていけませんね。

先日 立花隆氏の「知のソフトウェア」という本を読みました。その中で立花氏のもとに1人の青年が訪ねて来るくだりがあるのですが、広範なテーマに渡って、実に丹念に資料にあたって執筆している立花氏に青年は「日常の整理整頓の方法を教えて欲しい」と質問するのです。その青年は自分のスクラップブックを持参しており、その整理の仕方は実に見事で立花氏も感心するものだったそう。

しかしその青年、その資料の整理整頓に朝から晩まで追われており、働いていないのかと言うと奥様が美容師で稼ぎがいいので自分は好きな事をしていていいとのこと。そうしていろいろと読み漁っていると興味あり整理したい資料がどんどん出てきて、ついには中身を十分に読まずに資料整理に終われる始末。本末転倒とはこのことですね。

あくまでも合理的に仕事を遂行するための整理整頓なので、本人にしか分からない摩訶不思議な分類や私のような超単純な分類の仕方でもOKですよね。

それでは、また楽しいメルマガを発行してください。楽しみにしています。


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