May 31st., 2003 ドライブを兼ねて……

土曜日だけれど、今日は『muse DC』の配達。
ヴァージニア州やメリーランド州の、日系食料品店やレストランを訪ねて
無料配布に協力してもらうのだ。
昼過ぎ、夫と共に、家を出る。出かけるときには晴れていて、
ルーフトップのガラス越しに、こんな青空。
ドライブを楽しみながら配達……と思っていたのに。ほどなくして空は曇り始めた。
夕方には、スコールのような雷雨。
本当に、今年の初夏は、どうしてしまったのだろう。

 May 30th., 2003 10日ぶりの、快晴。

ずっと梅雨のような日々だったので、こうして朝から青空が眺められると、
それだけで、身体の芯から力がみなぎってくるようだ。
昨日までの、折に触れての頭痛やめまいも、多分、天気の悪さが原因だったのだ。

窓を開け放ち、外の風をいれる。豊かな木の葉が、ざわざわ、ざわざわと揺れる。
こうしてデスクに座り、コンピュータに向かっていても、
窓の向こうに広がる空や、緑の揺らぎに、見惚れてしまう。
さあ、今日はダウンタウンへ、『muse DC』の配達に出かけよう。

 May 29th., 2003 夫婦仲良く

ときどき、コリアン・アメリカンが経営する「スーパーHマート」へ出かける。
ここでは日本の食品もたくさん手にはいるのだ。
ビールも、アサヒ、サッポロ、キリン、とそろっている。
インドのビールも売っていたので、今回はインドの「キングフィッシャー」と
日本の「アサヒ・スーパードライ」をそれぞれ6本ずつ、買った。

日本料理のときには日本のビールを、インド料理のときにはインドのビールを。
冷蔵庫にこの2種類のビールが入っているのを見ると、なんだか自然と、気持ちが和む。

 May 28th., 2003 長雨続きで。

今年の5月はどうしたのだろう。
ワシントンDCも、ニューヨークも、東海岸全域に亘り、雨や曇りの日が続いている。
毎日毎日じめじめとして、青空も束の間。
だから、大きな木の幹や、街路の植え込みや、
ともかく、町を歩けばあちこちで、マッシュルームを見かける。

わたしたちが住むアパートメントの植え込みにも、新芽に紛れて
シイタケみたいなマッシュルームが、勢いよく生えていた。

 May 27th., 2003 天然酵母のパンを買った。

サワードウ(Sour dough)。天然酵母の酸っぱいパン。サンフランシスコの名物だ。
以前、取材でフィッシャーマンズ・ワーフに行ったとき、シーフードレストランで、
丸くて大きなサワードウをくりぬき、中にクラムチャウダーが入った名物料理を食べた。
最近では東海岸でも、Panera Breadなどのファストフードチェーン店で食べられる。

昨日、近所のスーパーマーケットで見つけたサワードウのバケット。
酸味のきついパンはあまり好きではないのに、なんだか思わず買ってしまった。
スライスしてトーストし、マヨネーズにマスタード少々、スモークサーモンを挟んで食べる。
タバスコをちょっと垂らしたトマトジュースがよく合う、軽めのランチ。

 May 26th., 2003 週末の、最後の夕暮れはいつも。

きっと誰もがそうであるように、日曜の夕暮れは、心許ない。
今週末は三連休で、だから今日は月曜日だけれど、今日で休みが終わると思うと、
会社勤めをしているわけでもないのに、心が、ぽっかりとした、気分になる。
ここしばらく、ずっと雨や曇りだったのに、休みの最後の最後になって空は晴れ間を見せた。
二人で近所をジョギング&ウォーキング。新鮮な空気を身体全体で吸い込む。
終着点はいつものビショップ・ガーデン。雨にぬかるんだ芝生は、しかし鮮やかなグリーン。
ベンチに腰掛け、鐘の音や鳥のさえずりを聞きながら、リスが駆け回るのを見ながら、
二人、それぞれに、思いを巡らせる。無口な夕暮れ。
手をつなぎ歩く、帰り道。……夕ご飯、何にしようか。

 May 25th., 2003 受け継がれる味……。山東省から来た男 

中国・山東省に生まれたその男は、結婚し、長男が生まれた後、香港に渡った。
香港で開業したレストラン2軒は勤労の甲斐あっていつも盛況だった。
しかし男は、いつかアメリカで自分の店を持ちたいと願った。
1969年、妻と、二人の息子、二人の娘を連れて、海を越え、憧れの地へ来た。
ここで開いた店も成功をおさめた。老齢を迎え、休み知らずだった彼もついにリタイアした。
ところがリタイア後、退屈を持て余し、また店を開いた。北京ダックの専門店だ。
「常によいクオリティの料理とよいサービスを提供すること」それが彼の口癖だった。
界隈の人々はもちろん、大統領一家も愛する店。さまざまな人種の人々であふれる店。
男が他界したあとも、男の教えに忠実に、4人の子供たちが店を、味を、守り育てている。

 May 24th., 2003 ただいま

1929年に建てられた、カテドラルの向かいに立つALBAN TOWERS。
アールデコを取り入れたゴシック&チューダー・リバイバル様式の建築物。
そもそもはスイートホテルだったが、一時期、アメリカン大学の寮として使用されていた。
痛んだビルを不動産会社が買い取り、一大改装を施してアパートとしてレンタルを開始した。

マンハッタンを離れるのは辛かったけれど、レントのとんでもない高さには辟易していた。
DCに移って、一番よかったと思えるのは、何よりも住まい。
初めてこの建物に入り、このラウンジを見たとき、「ここだ」と思った。
ホテルの持つ独特の空気が好きなので、ホテルだった場所に住んでいるのがうれしい。

 May 23rd., 2003 いつものピッツェリアで。

近所の2AMY'S。イタリアの、ナポリ風の窯焼きピザが食べられるピッツェリア。

トマトと、水牛のモッツェレラと、チェリートマト、それにバジルの葉。
シンプルな「マルガリータ・エキストラ」がお気に入り。
一人一枚ずつ、の時もあれば、アペタイザーを幾つか頼んで、ピザは一枚、の時もある。

不格好で、日によって焼き加減が違って、はずれの時もある。
だけど、素材が味が濃厚で、ともかく好きな味。だから、月に1、2回は来てしまう。

 May 22nd., 2003 雨の日には……

昨日も今日も、雨または曇り。明日も明後日も明々後日も、雨または曇りらしい。
なんとなく気分がすぐれない午後。コンピュータの画面の光が、目に頭に鋭く痛く……。

仕事の手を休める。書棚の整理を兼ねて、溜まっているカタログを開く。

季節ごとに届く、さまざまなブランドの、さまざまなカタログ。
手触りのいい紙や、美しいレイアウトのカタログは、ページを繰るだけで、楽しくなる。
キッチン用品、インテリア用品、食材、ハンドバッグ、小物……。
あれこれと、欲しくなってしまう。

 May 21st., 2003 インドのお茶

2001年の夏、結婚式を挙げにニューデリーへ行ったとき、紅茶の専門店へ行った。
Golden Tips Pure Darjeeling, Golden Orange Pekoe, First Flush, Second Flush Darjeeling.......
電力の供給が不安定で店は停電。薄暗く、蒸し暑い中、試飲した紅茶のおいしかったこと!
爽やかなダージリンの香りにうれしくなって、お土産に、自分たちに、たくさん買った。
出会ってまもないころ、紅茶のことを「イングリッシュ・ティー」と言った私に、
「インディアン・ティー」と言い直した夫の気持ちがよくわかった。

フォトナム&メイソン、マリアージュ・フレール、フォション、エディアール……。
どれも、美しい缶で素敵だけれど、中身はどれも、この国のお茶。

 May 20th., 2003 自分の力が及ばないときの。

自分の力じゃどうすることもできないとわかっていても、
どうにかできないものかと、願わざるを得ないことがある。
そんなときは、カテドラルへ行く。
わたしはクリスチャンではないけれど、別に構いはしない。
薄暗く、しんとした、壮麗な、建物の中で、パイプオルガンの深みに身を投じる。

今日は、上階の展望台まで上った。緑で埋め尽くされたDCとその周辺。
ストリートは木々で覆われ、あたりは森のようにさえ見える。
大きさと、小ささを、意識する。

 May 19th., 2003 三角の空が青い朝は……。

目を覚ます。
目に飛び込んでくる最初のシーンが、淀みなく青い三角の朝。

元気なとき、それはみなぎる力を導き、
元気でないとき、それはとてつもない虚無を運んでくる。

あたたかく、見える日もあれば、
つめたく、見える日もある。

 May 18th., 2003 太陽の味。

初夏はベリー類がおいしい季節。
スーパーマーケットの店頭は、ストロベリーやラズベリー、ブルーベリー……と賑やかだ。

今日はイチゴとブラックベリー、それにバナナのスライス。
ブラックベリーがあまりにも酸っぱいので、シロップを少したらして混ぜ合わせる。
透明のボールは、光を通して、フルーツが元気いっぱいに見える。

ヨーグルトを加えて、軽く混ぜ合わせて、食卓に出す。

 May 17th., 2003 メイン州の夫婦が育む、ナチュラルなプロダクツ

アメリカの、一般的な歯磨き粉は無闇にフレイバーがきつく、甘ったるくて濃厚だ。
1996年の渡米当初、オーガニックストアで見つけた"Tom's of Maine"の歯磨き粉。
昔ながらのアルミチューブ入りで、少々出しづらいけれど、
磨いたあとのさっぱりとした味わいが気に入っていて、ずっと愛用している。
"Tom's of Maine"は、メイン州のトム&ケイト夫妻が1970年に創業した家族経営の会社で、
自然志向のシャンプーや石鹸なども販売している。
歯磨き粉は、ベーキングソーダや、自然のハーブを使っていて、とてもやさしい風味だ。
数年前からは一般のドラッグストアでも見かけるようになり、徐々に種類も増えてきた。
毎回、違う味を試している。今回は新製品のマウスウォッシュも買ってみた。

ところで、この国じゃ、バスルームのアヒルも目が青い。

 May 16th., 2003 おいしいパスタソースがあれば、あっと言う間に簡単に。

パスタをゆでる間、ニンニクやタマネギ、鷹の爪を、たっぷりのオリーブオイルで炒める。
冷凍庫から頭付きのエビやサーモンを取りだして、それらも炒める。
もしも冷蔵庫にトマトがあれば、それらも手早く、くし切りにして、放り込む。
火が通ったら、このトマトソースをザザザッと入れ、ぐつぐつと軽く煮込む。
茹でたてのパスタにアツアツのトマトソース。おいしい料理があっと言う間に出来上がり!
最近のお気に入りは、このRAO'Sのソース。RAO'Sは1896年、マンハッタンのイースト・ハーレムに創業した老舗イタリア料理店。魚介類にぴったりのスパイシーなアラビアータ、アンチョビーやオリーブの風味が濃厚なプタネスカ、ナスの風味が個性的なシチリアーナ、そして色々な料理に使えるシンプルなマリナーラなど……。どのソースも、それぞれにおいしい。

 May 15th., 2003 この国が生まれる前からあった街で

ジョージタウンには、アメリカ合衆国の誕生に立ち会った、さまざまな由緒在る建物がある。ジョージ・ワシントン初代大統領は、目抜き通りにあるオールド・ストーン・ハウスで
この地を合衆国の首都にするための計画を練った。
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディはこの街を愛し、妻や子供らと共に暮らした。
絶え間なく、歴史の物語を刻み続けるこの街はまた、
米国最古の大学、ジョージタウン・ユニバーシティを控え、古きと新しきを混沌とさせる。

晴れの日は、今は使われていない鉄道の、石畳に埋め込まれた線路が、まぶしい。

 May 14th., 2003 Tシャツの季節

取材でジョージタウンを歩いた。
仕事をしているはずなのに、あれこれと、真剣に、服を見たりする。

AMERICAN EAGLE OUTFITTERSという
カジュアルファッションの店先に並んだカラフルなTシャツ。
好きな黄色に、好きなオウムのイラスト。思わず手に取ると肌触りも柔らかく心地よく。

2枚買うと1枚半額、のセールスに釣られて、あれこれと、何枚も買う。ついついと。
もう、夏だしね。

 May 13th., 2003 ごますり

この間、コリアン系のスーパーマーケットで見つけた日本製の「ごますり」。
あまりの懐かしさに思わず購入した。

安っぽいプラスチックのボディに、けばけばしい赤。少々モデルチェンジをしたようだが、
それでも子供の頃の食卓にあったごますりと、ほとんど変わっていない。

他の調味料やスパイスの群で、ひときわ目立つ、おもちゃっぽいごますり。
料理にごまをふりかける機会も増え、「健康的な食卓」に貢献してくれている。

 May 12th., 2003 見たことのない花を見た

この街に移り住んでからというもの、
今まで目にしたことのなかった、数々の植物、花々に出合い続けている。

今日もまた、ジョージタウンの住宅地を歩いていたとき、
誰かの家の軒先から、歩道にせり出すように咲いている、
こんなにもくっきりとした大きな花を見つけた。

その存在感の強さに、思わず足を止める。


翌日、花に詳しい母から電話があった。「テッセン」という花らしい。中国原産つる性植物で、茎が針金のように細く強靱であることから「鉄線」と呼ばれているらしい。それにしても、情緒のない名前だこと。……とよく調べてみたら、花びらが6枚の花は「鉄線」で、この8枚の花は「カザグルマ(風車)」らしい。英名は総称「クレマチス」。紫や白など、さまざまな色、形状の「クレマチス」があるようだ。

 May 11th., 2003 木漏れ日を、浴びる

ダンバートン・オークスの庭園を歩く。
蒸し暑い日は、木陰で涼しい風が吹くのを待つ。
さわさわと、葉が擦れ合いながら、光をこぼす。

頼りがいのある大きな幹を、手のひらで触れながら、見上げる。

目を凝らしてみれば、何て小さな、もみじのような葉!

思いがけない葉の愛らしさに、束の間、息を止める。

 May 10th., 2003 新しい、木綿の帽子を買った。

マンハッタンは高層ビルが、日差しを遮ってくれていた。

でもDCには高層ビルがなく、真夏の白く鋭い日差しが、容赦なく全身に照りつける。
だから天気のいい日、街を歩くときに帽子は欠かせない。

今日、ショッピングモールに出かけた。さりげなく入ったJ.Crewで見つけた木綿の帽子。
脇のあたりの、つばの切り替えが気に入った。丸めてバッグに入れられるのもいい。

来週の週末は、晴れますように……。

 May 9th., 2003 和菓子が恋しい夕べには

ふと、和菓子が食べたくなった。
キッチンの奧から、日系食料品店で買っておいた小豆あんの缶詰を取り出す。
収納棚の奧をがさごそと探す。白玉粉と……、黄粉もあった!

湯を沸かし、白玉粉に水を入れて捏ね、丸めては湯に落とし、丸めては湯に落とし……。
缶詰の蓋を開け、皿に盛り、白玉を笊に揚げ、水にさらし、艶やかにゆで上がったそれを、
箸で一つずつ盛り付ける。柔らかすぎたのか、少々不格好ではあるけれど。
最後に黄粉をまぶせば、オリジナル「即席和菓子」の出来上がり。
香ばしいほうじ茶とともに、いただきます。

 May 8th., 2003 キャナル沿いを歩く午後。

今朝はまるで熱帯のようだった。空が俄にかき曇り、夕暮れのように暗くなり……。
やがて、雷鳴を轟かせながら、激しく降り注ぐ、雨。
しかし、気づけば空は晴れ渡り、雨に洗われた空気がすがすがしく、昨日の蒸し暑さも洗い流してくれたよう。予定通り、ジョージタウンまで歩いて取材に出かけることにした。

この国が、まだアメリカ合衆国と呼ばれる前から、タバコの積出港として栄えたこの街。
このC&Oキャナル(運河)を、いったいどれほどの船が行き来したことだろう。
今でも、ミュール(ラバ)が引っ張る伝馬船が、
観光客を乗せて、C&Oキャナルをゆっくりと、ゆっくりとゆく。

 May 7th., 2003 夏の雲

やけに蒸し暑い午後。書斎の窓から吹き込んでくる今日の風は、
森の中にいるような、しっとりとした緑の匂いがする。
それにしても、蒸す。顔を洗って、窓辺に立ち、空を見る。
まるで夏のような雲が、もくもくと一面に。

気分転換をしようと屋上に出たら、カップルが水着姿で日光浴をしていた。
サンスクリーンの甘い匂いがする。

夏が来る。

 May 6th., 2003 今のところ、お気に入り

パンケーキやワッフルを焼く週末の朝のために。
できるだけ、簡単で、おいしくできる「ミックス」を見つけたい。
最近のお気に入りは、このベルジャン・ワッフルミックス。
水と溶かしバターを加えて混ぜるだけ。
しっとりとして、もちっとした歯ごたえのワッフルができあがる。

ちなみにベルギー風とはいうものの、これはアメリカ製。
近所のSUTTON PLACE GOURMETで買った。

 May 5th., 2003 日本の、ハーブティー

ニューヨークに住んでいた頃、このお茶の輸入をしている業者の人と知り合った。
以来、数年間、毎朝飲み続けているスギナ茶。
マグカップに熱い湯を注ぎ、ティーバッグを入れるだけ。
夫もわたしも、これを飲みながら、新聞を読んだりコンピュータに向かったり。

毎年一度、大量に購入している。そして、今、これが最後の一袋となった。
新しく一年分を買うべきか、それともなにか、違うハーブティーを試してみるか。
ちょっと思案しているところ。

 May 4th., 2003 たまに雑誌を買うこともある。

たいていは、BARNES&NOBLEのスターバックスカフェで「座り読み」。
だけど、たまにスーパーマーケットのレジで並んでいるとき、
手にとって読み始め、ついでに買ってしまうこともある。

In Styleは創刊当初、セレブリティの「全身写真」が掲載されていることで話題になった。
久しぶりに見たら、マタニティファッションの広告や記事が多いのに驚いた。

Luckyは、比較的カジュアルなファッション、小物、雑貨全般がくまなく網羅されている。
これを見れば流行が一目瞭然。レイアウトが見やすくて気に入っている一冊。

 May 3rd., 2003 カテドラルのフラワーマート

初夏の訪れを告げるフラワーマート。
昨日と今日の二日間、カテドラルの周囲で、今年もまた開かれた。
さまざまな初夏の花や植物の鉢植えを出す店、ハンドクラフトの店、食べ物の屋台など……。

陽光に誘われて、あたりは家族連れでたいへんな賑わい。
ベルギー大使館が協賛だということで、ベルギーの楽団の演奏も行われていた。

ついつい、香ばしい匂いに引き込まれ、大きな釜で作られた
できたての「ケトルコーン(ポップコーン)」を買った。甘塩が利いた、素朴な味だった。

 May 2nd., 2003 ルームサービスの朝

絞り立てのオレンジジュース、プレーンヨーグルト、そしてバターミルク・パンケーキ。
きっとボリュームが多いだろうからと、一人分しか頼んでいないのに、
たっぷりのバターと、3本ものメープルシロップが付いてきた。 
もちろん1本すら使い切れない。残りの2本は持って帰ることにした。

ホテルで出される、小さな瓶に入ったジャムやシロップは、
なんだかとてもおいしそうに見えるから不思議。
荷物が重くなるのに、いつも残りを持ち帰ってしまう。

 May 1st., 2003 夢見るティラミス

友人とアッパー・イーストサイドを歩く。ランチは彼女の好きなパニーニ専門店へ。
狭い店内には、お洒落に着飾ったマダムたちが、おしゃべりに、食事に、大忙し。
フレッシュモッツアレラとプロシュート、トマト、そしてオリーブペーストのパニーニは、
パンの香ばしさと素材のおいしさがすばらしくて、1個では物足りないおいしさだった。
デザートはベネツィア郊外出身の店主がすすめてくれたティラミスをカプチーノとともに。
フィンガービスケットを、ほんの少し、エスプレッソコーヒーに浸したあと、
スプーンでマスカルポーネチーズ&フレッシュのクリームを付けて食べる。
なんて楽しくて、なんておいしい、夢みたいなティラミス!

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