●健康十訓

中高時代、バスケットボールで腰を痛めたのが、未だに尾を引いている。ここ数年、悪化することがしばしばで、去年から「鍼」に通っている。

鍼のドクターは韓国出身。70歳近いが長身でスリム、元気そうな風貌だ。数年前、北京の学会で知り合った女性と再婚した。彼女は北京で30年以上、漢方薬の研究をしていた女性。そもそもは朝鮮民族らしいが、ずっと中国で生活してきた。

二人は友人を介してニューヨークで再会し、結婚。現在、二人で診療所を開いている。夫は患者に鍼を施し、妻は自家製の漢方薬を患者に調合する。

内面から腰痛を治すのもいいということで、しばらくすすめられた漢方薬を飲んでみることにした。

すでに煮出された漢方薬は、1回分ずつがパックされている。パックは韓国製で、表に朝鮮人参の絵が描かれており「韓薬液」とある。裏には、「健康十訓」として、10の言葉が並んでいる。ハングルと漢字の組み合わせだが、なんとなく内容がわかるので書きあげてみる。内容も憶測で説明してみる。

1. 小肉多菜(肉は少なく、野菜たっぷり)
2. 小酒小果(酒は少なく、果物たっぷり)
3. 小車多歩(車は少なく、徒歩たっぷり)
4. 小慾多施(欲は少なく、施したっぷり)
5. 小衣多浴(薄着で入浴を頻繁に)
6. 小煩多眠(煩いを避け、たっぷり睡眠)
7. 小言多行(つべこべ言わず、行動せよ)
8. 小塩多酢(塩を控えて酢を取ろう)
9. 小食多噛(食は控えめ、よく噛んで食べよ)
10. 小噴多笑(怒らずに、笑おう。笑う門には福来たる、というではないか)

といったところか。シンプルなようで、実行するのは簡単ではなさそうだ。奧が深いのである。

それにしても、漢方薬は、まずい。

(5/26/2003)

Home