JUNE 16, 2005/ DAY 4
CLAREMORE (OKLAHOMA) - OKLAHOMA CITY (OKLAHOMA)
朝食を食べ損ねる。空腹のまま、ルート66と汽笛の町、クレアモアを脱出

目覚めると、窓の外は雨。かなり激しく大地に打ちつけている。日差しが強すぎるよりも、少し曇っているくらいの方が運転には好適だ、と思いながら、今日もまたヨガをする。夫は休暇に入って以来、気が抜けたのか、毎朝予定より約30分遅れで起床し、それでもヨガは欠かさないので、最初に目覚まし時計が鳴ってから身支度が整うまで、ずいぶんと時間がかかってしまう。

今日はそもそも目覚めたのが遅かったこともあり、朝食に出かけようというころには10時を回っていた。このモーテルにはダイニングルームはなく、ロビーの一画にフルーツやコーヒーが置いてあるだけだったようだが、それさえもすでに撤去されていた。一人で先に来ればよかったと悔やみつつ、車に荷物を積み込んで、途中、どこかのダイナーで食事をすることにする。

モーテルを出るころには空は晴れてきて、鋭い日差しが降り注いでいた。今日もまた、暑くなりそうだ。ハイウェイに乗り、EXITが近付くたび、ダイナーのサインを探すが、ない。あるのはマクドナルドやバーガーキングばかりだ。夜、朝と2食続けてファストフードは避けたい。

時間的にもブランチになるだろうから、ちゃんとしたところで食事をしたいと思うのだが、なかなか見つからない。お腹が空いてきた。昨日のホテルでもらってきていたリンゴを1個、分け合う。「非常食用」のクラッカーをかじる。コーヒーが飲みたい。

それにしても、今朝は感じの悪いドライバーに何度も遭遇する。いずれも古びたアメリカ車を運転する若者風だった。こちらは道を塞いでいるわけではないのに、妙なところで煽ったり、無茶な追い越しをかけてきたりするのだ。オクラホマ州に対する印象が、より悪くなる。

結局、州都であるオクラホマシティにたどりいてようやく、一大ショッピングモール群が現れ、そこでダイナーを発見した。出発してからすでに100マイル以上、走っていた。


雨の朝。列車がいつまでもいつまでも、連なって行く。

バッグのポケットに、身軽な蝶のキーホルダー。あるのは車の鍵だけ。

出発するころには青空が広がっていた。蒸し暑い。

あちこちに、ルート66を示す看板が。

ガソリンスタンドも、ローカルチェーン。ルート66の標識をロゴにしたフィリップス。

 

実は、オクラホマ州に入って初めて、料金所の存在を思い出した。それまで1度もなかったのだ。オクラホマ州では、2度、それぞれ3.50ドル払う。それと、クレアモアに出入りするのに50セントを徴集された。なぜだ?

オクラホマシティを過ぎてようやく、ブランチが食べられそうなレストラン群が現れた。今日はAPPLEBEE'Sで。

ここは、作家LOUIS L'AMOURの故郷らしく、彼に関する写真やポスターが店内の壁に飾られていた。

ローカロリー・ヘルシーメニューからエビのグリル

チキンのサラダ

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